言語の確立が

進化と変化を遅くしている

ような気がする。

 

 

言語の範疇を超えると理解が追いつかなくなるのが、人間の弱みだと思う。

 

 

 

男と女

その2種類しか知らない人々は、

データとは全く異なる性質の人間に対して、

対応が遅れてしまう。

 

本能的に警戒してしまう。それは仕方のない事なのかも知れない。

 

男  田  力  女  く ノ 一

この7種類にそれぞれ読み方と、

意味が定着している世界線がある場合、

性別に対する考えは

今とは全く異なるものになると思う。

当たり前の話。

 

 

 

早い段階で、

言語化してしまった為に、また

公式、非公式、ネット用語、若者言葉など

優劣がある為に、

それぞれに力の差があり、説得力が変わる。

ビジネスマン、接客業で使うべき言葉など。

常識、非常識という流れになる。

 

店員がタメ口で話してきた瞬間に

言語1つで、クビになってしまう。

 

この世界で生きていくには必要不可欠な力になってしまっている。

 

 

 

昔の恋人と見た夕空を

今の恋人と見た時に、

昔を思い出してしまうような人にはなりたくない。

 

 

それはオレンジ色を見た時に

『オレンジの空』

という判断しかできないから。

 

この種の色合いだけでも

橙色、マリーゴールド、オレンジ

何十以上もある。

 

 

極論ではあるが、

昔見た空がオレンジで

今見ている空が橙色ならば、

昔を思い出すことのない、全く違う言語の引き出しに、記憶されると思った。

 

 

何も、色を何百種類と識別する必要は無いが

語彙力という引き出しを多く持てば持つほど、

多種多様な感性に繋がると思った。

 

 

偏見にはなるが、

例えば、今の大人は好きだ、愛してる。

の2種類しか

告白言語を持ち合わせていないとする。

 

しかし若者は

好きだ、愛してる。

の他にも、

『ポケットからきゅんですよ』

『あなたしか勝たん』

と伝える事ができるのだ。

 

これらの細かいニュアンスの違いを嗅ぎ取る嗅覚は、今の大人にはない。

きゅんは義理チョコで、勝たんは本命

みたいな、

 

一見馬鹿げた言葉で、

大人の世界で、公式利用する事はできないが、

その幅広い感性と、細かい引き出しを利用して、

恋愛対象を細かく識別する事から、

きゅんでも、しゅんでもない本当の愛に気付く事ができるのだと思った。

 

 

全くなんの根拠もないが、

好きな人が2人いるんですとか、

浮気するやつは、語彙力と感性が欠落しているんだと思っている。

少なくとも、自分の恋愛感の常識からは考えられないものがある。

 

好きなものに100%注げないのに、

それを愛だとか恋だとか、引き出しから引っ張り出してきて、当てはめてしまう。

それは語彙力の引き出しが少ないから、

目の前の感情を、荒いザルで濾して、まとめ上げているからだと思った。

 

同じ事を繰り返してしまうのは

そのせいだと思う。

判断基準が不明確だから。

 

 

 

2人も好きな人がいるんですよ。

1人は本当にきゅんなんです。

でももう1人しか勝たんのです。

細かく分ける事ができればいいのに。

 

 

ちなみに、この場合、

自己承認欲求など、別パターンの恋愛感は全く関係ない。

 

 

 

周り回って元の話。

 

どっちの方が

本当に好きかよく分からないのは、

 

この人の性別、男か女かよく分からない

と同じなのかなと思った。

 

 

言語化されていないからこそ、

知らないデータに困惑するのだと。

 

 

 

異例もあるとは思う。

恋愛体質の人は、恋愛に特化した性質を持っていて、

200%の力を発揮できるから、

両方を愛しているのかも知れない。

 

個性は活かさないと、ただの重荷になる

困った困った。

 

 

ここ数日は身体が重い。

無個性に生きようとしているから

 

 

 

君にあげられなくて しゅんです。