あんなちゅらる

 

 

 

虫は天敵である鳥に

食べられてしまわないように、

擬態して身を隠したり、

毒を持つようになり、

多種多様な進化を遂げた。

 

というよくある流れ

 

 

もし、人間みたいな頭脳があれば。

というか人間ならば、

言葉やコミュニケーションなどの、

思考を使って、

鳥がやばいから、どうにかしようと社会に語りかけて、

主に道具を使って、対策する。

 

だから

進化するのは身の回りの物ばかりで

本体は変わらず。

むしろ退化する可能性もある。

 

 

 

でも虫は、人間ほどの頭脳もなければ、

高度なコミュニケーション、会話も取れない。

だから、DNAの情報を本能的に、何億年もかけて書き換えていく事で、進化という形態変化を実現できたのかも知れない。

 

 

 

人間は

何か変わろうとしても言葉からし

情報を得られないので、

どれだけ凄い人でも一世一代で終わってしまうのかも知れない。

もし本能的にDNAを更新する力がまだ残っているなら良いけど。

 

空を飛べる方法を見つけれる頭脳は

凄いのか、凄くないのか。

 

頑張ったら空を飛べるようになったかも知れぬな。

 

 

まぁここまでは

自然。歴史。普通。

 

 

今日

鳥のフンに擬態すれば鳥にバレないという進化が面白すぎて、

 

動画を永遠にYouTubeで観てた。

 

 

ほとんどの虫は

鳥のフンの色に擬態していた。

すごい。

あの白黒のカラーは、森の中でも本当に鳥のフンぐらいしかないと思うので、

マジでこいつら本能的に見て判断したタイミングが数億年の何処かにあるって事かよ。

となった。

 

森の中に、

白黒の木の実がある可能性もあるのに。

それを鳥が食べる可能性だってあるのに。

 

俺が先代の虫なら、鳥のフンを見ても、

こいつらは白黒の木の実を食べてる。

と深読み、勘違い、早とちりしてしまう。

虫の脳味噌で、消化物とか、食べた物が出てくるとか絶対わからんけど。

 

鳥がフンを食べるわけがない

という一点だけに数億年もかけれるなんて。

 

覚悟するのに数千年はかかる。

 

 

 

そして、

その進化動画の果てに

 

モンウスギヌカギバという蛾に辿り着いた。

辿り着いてしまった。

 

 

彼らは

ただ鳥のフンに擬態するのではなく、

 

鳥のフンと、それに集まる2匹のハエをその翅に描いているのだ。

(画像は検索してください)

 

 

 

これはやりすぎ。

ありえない。

 

 

 

 

何がどう反応したら、

その景色をそのまま翅に投影できるようになるのか、意味がわからん。

 

 

神様がやりましたって言われたら納得するレベル。

神様はいます。って言われて、この蛾を見せられたらちょっと考える。

この蛾は信仰に使える。

 

 

子供の時の落書きが、空を飛んでしまってるよ神様